どこかのマーケな中の人

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価格.comの口コミ制御問題の炎上から思ったこと 「メディアごとの信頼を毀損するポイントの違い」

価格.comが炎上してました。(やまもといちろう砲も援護射撃)

http://togetter.com/li/939438

 

ある程度収束しそうな感がありますが今回の問題では話題になっている論点以外に色々思うところがありました。

そもそも世の中の意見で
「noindexって別にサイト内から消したわけじゃない」的なフォロー意見と
「口コミを制御しようとした!」的なネガティブ意見(圧倒的に後者が多いですが)

 

もちろん口コミで伸びている事業&口コミの信頼度がコア・バリューなので、
そこをコントロールしようとしたというのはマイナスになると思うのですが
今回思ったのは
「口コミを制御しようとした」事行為自体は問題じゃないかなと
もちろん言論統制的な話もありますが
ちゃんと枕詞をつけると
「消費行動に繋がる(価格comがそこでビジネスをしている)口コミを制御しようとした」というところが一番の問題かなと

例えばブログで炎上コメントやスパムコメントを制御してもそこまで問題にはならないですし(もちろん一部からはバッシングされますが)
これが2CHみたいにビジネスにならない場(もしくは仲介していない)のであっても
ここまで問題にならないかなと(もちろん理由は必要ですが)

 

今回の問題は
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・ユーザーは良い評価も悪評もしっかりのせる(≒口コミの信頼度が高い)という部分が一番の期待値(≒コアバリュー)である

※但しここだけだとそこまで問題にはならないと思います。コミュニティを運営するためだったり、悪評も信頼度高いものかただの文句なのか見定めないとなので。

・「消費行動に繋がる口コミでビジネスをしている価格コム」が口コミを制御した
※比較掲載企業との癒着の疑義も合わせて見られる
 →お金を払えば悪評をControl出来るイメージがついた

元々公平性、透明感、信頼度などはカカクコムが会社として大事にしてきたポイントだったので、今回結構驚きました。

なのでメディアごとでメディア価値を毀損するポイントは違うなと改めて思いました。

またちゃんとそこを見定めないと攻めや守りが的確にできなくなるなと思うので
ジャンルごとにリスクポイントはありますがリーガル的なリスク以外にもどこがユーザーの信頼を毀損するリスクポイント(期待値を毀損するポイント)なのかというのはちゃんと見定めて攻めていけたらなと