どこかのマーケな中の人

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分散型メディアに見るメディアの未来

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FB投稿をシェアしあう、パブリッシャーたちの新しい関係:いまどきの読者獲得テクニック
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http://digiday.jp/publishers/social-world-publishers-taking-link-sharing-facebook/

```ニュースサイトのデイリー・ドット(The Daily Dot)は、自社のFacebookページに他社の記事を定期的に投稿している。ここ1週間おいて、そうした投稿は40本に及んだ。同サイトは、メンタル・フロス(Mental Floss)、マキシム、ワイアードなど約35のパブリッシャーと協力している。そのうち7つのサイトは、代わりに自社のFacebookページにデイリー・ドットの記事を投稿することに同意しているという。

こうした取り組みは、「ソーシャル・シンジケーション」や「トラフィック・エクスチェンジ」などさまざまな呼び名があるが、自社の記事やブランドを新しい読者の目に触れさせようとしているパブリッシャーの間で、ますます流行しているテクニックだ。パブリッシャーは、どれほど多くのユニークユーザーを引き込めるかによって評価されるため、読者層が似通ってはいても完全に重なっているわけではないサイトと協力すれば、コンテンツのリーチを拡大する助けになる。
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完全分散型メディアが徐々に日本でも出て来ている流れも含めて、ユーザーが探しに行く、ユーザーがその場に行くという世界観ではなく、ユーザーがいる場所に行くという世界観(Googleもプラットフォームと考えればマクロで見ると些細な違いではあるのですが)がスマホ化や強力なプラットフォームにより実現しており、それが顕著になっている気がします。


その環境にあわせてマーケティングの手法がPULL型ではなく、PUSH型に近いプラットフォーム上にいるユーザーにリーチするというパターンが増えれば増えるほど、ユーザーは探しに行きづらくなりそうですね。最終的にユーザーはよっぽどの欲求でない限りそこから動きずらい(もしくはすぐに戻ってくる)という世界にもなるかなと

 

そうなると
・自分たちがユーザーに取って居心地のいいバーティカルなプラットフォーム
もしくは
・必要な情報を必要なタイミングでユーザーに届けられるパブリッシャー
というどちらかの性質を極めていく必要があるかなと思いました。

 

単に情報を適切に発信しているだけではなく、そこに常にいることが心地よいという環境づくりはより一層重要になりそうですね。