モバイルデバイスファースト意識の重要性
Googleがモバイル上の見え方をシミュレートするツールをリリースしています
https://design.google.com/articles/introducing-resizer/
厳密にはレスポンシブデザインに応じたリサイズなので、あまり使えないですが・・・
また先日リリースされていたSEO品質ガイドラインでも「品質チェックはモバイル上で行っている」
```グーグルが考える「高品質なサイト」とは――②ページデザイン、広告とE-A-T、低品質ページ
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2016/03/07/22241
「すべての評価がモバイルデバイス上で行われるようになった」
```
とのこと
また大半のメディアではアクセスユーザーの8割~9割がモバイルアクセスになっていますし、メディア作りするときにPCビューでチェックしているのは体験を損なってしまうかもしれません。
過去1年ぐらいのメディアの作り方と今後1年ぐらいのメディアの作り方
====
ネットメディアの次の一手は?キュレーションは量から質へ、分散型メディアはゆるいコミュニティー形成に注力
====
http://jp.techcrunch.com/2016/03/04/b-dash-smartphone-media/
```Spotlightのトラフィックをこれ以上拡大するのは難しくなってきた段階に来たこともあり、
記事の質を上げてユーザーのエンゲージメントを促すことが本質的にメディアを育てていく方向に向かっている。
メディアのマネタイズの側面においてもアドネットワークを活用すること、
そして広告でも良い記事を書いていかなくては売れなくなるのではないかと話す。
```
ここ最近のSpotlightの取り組みやチャレンジは規模の限界感から来てる感じだったんですね。
今の規模だと多分MAUが2500万ぐらい。もちろんSEO的な部分でも多少稼いでいますが、
SNS寄りでの現時点での日本の限界値はこの辺りなのかなと思いました。
世界TOPのBUZZFEEDがバイラル以外もいろいろ手を出して全世界で2億MAUぐらいと、
メディア世界一の高みが徐々に見えてきている感じもします。
また記事内の分散型メディアを運営しているエブリーで
```メディアとユーザー間のコミュニケーション、そしてユーザー同士のつながりにあると考えていると言う。
若いユーザーはSNSに親しみ、気軽に他のユーザーに声をかけたり、芸能人からでも反応が得られたりすることに慣れている。
エブリーがFacebookに配信するコンテンツのコメント欄にも1日数百件、時には1000件以上のコメントが寄せられるそうだ。
それに返信するのは手間ではあるが、メディアがユーザーとのコミュニケーションを大事にすることでエンゲージメントを促すことができるという。
また、Instagramなどのプラットフォームのハッシュタグ機能でユーザー間のゆるいつながりが生まれているそうだ。
そこからユーザーが自社の他のコンテンツを見て回ることもあれば、他のユーザーとの交流が発生することもあるという。
コンテンツもそうだがコミュニティーも分散化していることが分散型メディアの強みになるだろう
```
ソーシャルプラットフォームをハックするというのはこのレベルだよなーと思います。
情報を流すだけではなく、特性を活かして擬似的にメディア化してしまう。
プラットフォーム側の変化に対するリスクはありますが
この辺りをしっかりハックしていく、活用していくのもバーティカルメディアだからこそ重要だなと思いました。
自分たちのサイトに来てもらうことや記事を見てもらうことを前提とせずに、
メディアとユーザーのコミュニケーションを作る、情報自体を伝える、
ソーシャルメディアを自分たちのメディアと捉えるスタンスはことさら大事だなと思いました。
10代20代30代それぞれに刺さるメディアの考え方
===
10代、20代に"刺さる"動画広告とは?Googleの比較実験からミレニアル世代に向けた広告クリエイティブを考える
===
http://www.advertimes.com/adobata/article/29388/www.movie-times.tv/feature/8224/
世代や性別によって動画のフォーマットやコミュニケーション、信頼できる情報ソースが明確に変わってくるのは面白いですね
成果を見た時にDAUやいいね、シェアなどもまるっと指標として見てしまいますが、
どの層やターゲットに刺したいかを事前に意識して、その粒度で判断する必要も出てきそうです。(いいねすごい集まったけど、実はターゲット層のいいねがほぼないなど)
逆に凄くファンが多いメディアはのロイヤリティの高さ、ファン化はそのフォーマットやコミュニケーション、ソースなどが総合的にユーザー層にマッチしている言えるのかもしれません。
また
===
Googleは使わない、SEO対策しているから——Instagram有名人のGENKINGが語った10代の「リアル」
===
http://jp.techcrunch.com/2016/03/03/istagram-genking/
など、記事の内容自体やSEOが云々は個人の主観などもありますが、世代ごとに生い立ちや環境による価値観の違いは面白いほど今後出てきそうな気がしました。
どんなユーザー層に刺していきたいか、しいては世の中のどのような人にどのような価値を提供していきたいかをできるだけ明確にすることなどはバーティカルやターゲットメディアの重要なポイントになるかなと思いました。(まさにマーケティング的な領域ですが)
GoogleのAMPとFacebookのInstantarticleどっちを優先するか?
=====
Google、AMPページ対応はランキングシグナルとして使用せず
=====
http://www.sem-r.com/seo/20160227181246.html
```グーグルが、AMPウェブページをランキングシグナルとして(少なくとも今は)扱っていないことを明言。AMPに対応したサイトを作っても検索順位で有利になることは、現時点ではない。
```
あくまで現時点ということと
```AMPに対応することも、モバイルフレンドリーを実現する方法の1つではあるが、少なくとも現時点で AMP に対応したサイトを制作することが検索順位でプラスに作用することはないとのこと。とはいえ、AMP は Google のための規格ではなく、Twitter など他のサイトも AMP 対応の意向を表明しているので、SEO という狭い視野でなくウェブのトレンドとしてどう変化していくか動向を見極めて判断するといいだろう。
```
検索以外でも利用されていくので中期では対応してくことは大事そうですね。
ただ現時点ではGoogle検索結果上はニュース系以外はあまり効果がなさそうなのと
(AMP枠以外でもうちょっとAMP表示されてもいいのかなと思うのですが・・・)
・ニュース系多い→AMP優先
・ソーシャル流入多い→インスタントアーティクル優先
でしょうか
WEB広告はどれだけマス広告を参考にすればいいか
=====
antenna*の広告ラインナップがリニューアル、マス広告の概念取り入れた商品を展開
=====
https://markezine.jp/article/detail/24014
```特定の曜日・時間帯に編成テーマに合った広告を定期的かつ継続的に1社独占して出稿できる「タイムスポンサー」と、出稿時期や出稿面を限定せずに出稿する 「スポットスポンサー」の2ラインにて販売していく。
この2ラインは、テレビにおける「タイム広告」・「スポット広告」の概念を取り入れており、「タイム広告」の持つ自然な文脈でブランドのイメージを与えられるというメリットを、antenna*でも提供したいと考え、同社はこれらの概念を導入。将来的に同社では、「タイムスポンサー」の広告に接触したユーザー分析データを広告主に提供し、次のマーケティング施策に活かすことのできる取り組みも開始する予定。
```
Antennaらしい取り組みですね
確かに広告を如何にコンテンツ化できるかというのは大きな課題感だと思うのですが
Antennaがもうちょっとスマニューやグノシーなどのスマホデバイス上でマスな状態じゃないところで広告主ニーズと合うかどうかは どうなのかなと思うところです。
(TVほどのリーチが取れないところであまりターゲティングしないで時間でセグメントしたいニーズがあるのか・・・TV連動とかならいい気がしますが)
もちろんここまで思いきれるのはAntennaのクオリティや世界観ならではなので
一人ひとりのユーザー体験を媒体スタンス含めリッチにしていくスタンスは吸収したいですね。
バーティカルなメディアほど参考になりそうな気がしています。
日本よ、これがオンラインサロンだ ハリウッド俳優や世界No1選手がコーチングしてくれる「MASTERCLASS」
最近オンラインサロンが流行ってきてますが・・・最高峰を垣間見た気がします。
しかも1ヶ月1万円。ゲスト見るともう慈善事業レベルですね
だんだんマス媒体の大物出演者のWEBメディア理解が進んでいく方向性はありそうですね
(ソシャゲが昔大物IPものなんて絶対入ってこなかったのと同じ感じ)
LINE MALLアプリの終了に見るファン化する文脈の難しさ
======
LINE MALLアプリの終了について
======
http://mall-official-blog.line.me/ja/archives/1052721184.html
確かにフリマアプリでは後発で、LINEとの相性は良さそうでしたが
最後の最後まであまり画期的なLINEプラットフォームの使い方がなく終わってしまった気がします。
CtoCフリマはメルカリ独壇場ですが、LINEユーザーとはほぼ被っていると思うので
LINEレベルのプラットフォーマーでも自社のユーザー利用の文脈をしっかり作るのは自分たちのプラットフォームであっても簡単じゃないということでしょうか。
MERYなど見ていても思いますが、ユーザーがファン化する文脈づくりは
単にコンテンツ作りだけでは実現できない重要なポイントだなと思います。